[北川総研 健康リポート]
β-アラニンは非必須アミノ酸の一種で、筋肉中でヒスチジンと結合しカルノシンというジペプチドを形成します。カルノシンは筋細胞内で酸性度を緩衝し、筋肉が酸性に傾きすぎるのを防ぐことで、高強度運動時の筋疲労を遅らせる重要な役割を担っています。
筋疲労を遅らせることで、トレーニング中の「総負荷量」を増やすことができます。これにより、長期的には筋力向上や筋肥大をサポートし、爆発的なパワー発揮に寄与します。
特に数分間続く高強度運動で有用です。研究では、サイクリストの運動持続時間が約13%延長したとの報告もあります。短〜中距離競技や、高齢者の筋持久力改善に効果的です。
脳内カルノシンの抗炎症・抗酸化作用により、集中力の維持や認知機能の改善が示唆されています。高齢者の認知スコア向上や、抑うつ感の改善も報告されています。
強力な抗酸化・抗糖化作用により、酸化ストレスや糖化による組織の劣化を抑制します。細胞レベルから若々しさを保ち、健康寿命の延伸を支える可能性を秘めています。
女性も男性と同様の摂取プロトコルで、持久力向上や筋疲労軽減の効果が認められています。特に熟年女性における身体能力の向上データが豊富です。
欧州では古くから、更年期特有の「ほてり」を和らげる非ホルモン性の選択肢として用いられてきました。女性ホルモンに干渉しないため、安心して取り入れられる成分です。
抗糖化作用により、閉経後の女性に多い骨量低下や関節の劣化を補助的に防ぐ効果も期待されています。