地中海料理の食卓。グリルした魚、ギリシャサラダ、フムスなど彩り豊かな料理が並ぶ

Kitakawa Hitomi Essay

地中海式食事のすすめ

オリーブオイルと魚と野菜が織りなす、おいしくて賢い食べ方

今回は私の大好きな食事をテーマにした記事です。テーマは「地中海食」! 今ではわが家のスタンダードとなっている地中海式の食事を、わかりやすくまとめてご紹介します。

地中海式の食事とは?

ギリシャや南イタリア、スペインなど、地中海沿岸地域で伝統的に食べられてきた食生活のパターンをモデルにしたものです。「特定の食べ物を禁止するダイエット」ではなく、全体のバランスと食材の選び方を重視した食べ方です。

この食事パターンが、心臓病や糖尿病のリスク低下だけでなく、認知機能や海馬の健康にも良い影響があるという研究も複数あります。

基本的な食品の優先順位

地中海食の食品ピラミッド。毎日・週に数回・月に数回の3段階で食品の優先順位を示したイラスト

毎日たくさん食べるもの

週に数回食べるもの

月に数回〜控えめにするもの

赤ワインは「適量(グラス1杯程度)」という伝統もありますが、わが家はお酒を飲める人が誰もいないためカットです。でも水分はしっかり摂ります。

地中海食は脳に良いです

私は最近知ったのですが、地中海食は脳にいいと言われているそうです。(『海馬のお話』

  • オメガ3脂肪酸(青魚やナッツから)が神経細胞の膜を健康に保つ
  • 野菜・果物・オリーブオイルに含まれる抗酸化物質・ポリフェノールが炎症や酸化ストレスを抑える
  • 全体として炎症を起こしにくい食事になり、慢性炎症が脳(特に海馬)に悪影響を与えにくくなる
  • 加工度が低く、血糖値の急上昇を起こしにくい

実際の研究では、地中海式の食事をよく守っている人のほうが、認知機能の低下が緩やかだったり、海馬の体積が保たれやすい傾向が報告されています。

日本で取り入れやすいポイント

日本の食事とは意外と相性がいいですよ。

主菜を肉中心から魚中心に少しシフトする
炒め物やドレッシングにオリーブオイルを使う
野菜をしっかり摂る(サラダや煮物
ナッツを間食に少し取り入れる
白米に雑穀や玄米を少しずつ混ぜる
甘いお菓子を果物やヨーグルトに替える

完璧に守る必要はありません。「植物性のものを多めに、魚を意識して、オリーブオイルを使う」くらいの意識で大丈夫です!

🫒 「新鮮な野菜・果物・豆・全粒穀物を土台に、
オリーブオイルと魚を活かし、肉や甘いものを控えめに」
——バランスの取れた植物寄りな食べ方です。

🍽 典型的な地中海食の料理 7選

これらと全く同じでなくても、雰囲気的に同じような素材の組み合わせでぜひ試してみてください!

ギリシャサラダ(ホリアティキ)

RECIPE 01

ギリシャサラダ(ホリアティキ)

トマト、キュウリ、赤玉ねぎ、オリーブ、フェタチーズを大きめに切って盛り、たっぷりのエクストラバージンオリーブオイルとオレガノで和えたもの。シンプルで鮮やか。

グリルした青魚(サバやイワシ)

RECIPE 02

グリルした青魚

シンプルに塩・レモン・ハーブで味付けしてグリルし、オリーブオイルをかけて食べる。付け合わせにグリル野菜やレモンを添えて。

フムス(ヒヨコ豆のディップ)

RECIPE 03

フムス(ヒヨコ豆のディップ)

ヒヨコ豆をペースト状にして、オリーブオイル・レモン・にんにく・タヒニを加えたもの。ピタパンや生野菜と一緒に。

ラタトゥイユ

RECIPE 04

ラタトゥイユ

ナス、ズッキーニ、トマト、パプリカ、玉ねぎをオリーブオイルでじっくり煮込んだ南フランス風の野菜煮込み。ハーブたっぷりの香り。

カプレーゼ

RECIPE 05

カプレーゼ

完熟トマトとモッツァレラチーズを交互に並べ、バジルの葉をのせてオリーブオイルと塩で仕上げたイタリアの定番。

シーフードのパスタ(ペスカトーレ風)

RECIPE 06

シーフードのパスタ(ペスカトーレ風)

アサリ・エビ・イカなどのシーフードとトマト、にんにく、オリーブオイルを合わせたもの。シンプルで海の風味が強い。

メゼ(小皿料理の盛り合わせ)

RECIPE 07

メゼ(小皿料理の盛り合わせ)

フムス、ツァツィキ(ヨーグルトとキュウリ)、オリーブ、フェタチーズ、グリル野菜、ピタパンなどを小さな皿に並べた中東・ギリシャ風のシェアプレート。

わが家の食卓はもう長い間、地中海式に近い食事形態です。

これらはどれも「オリーブオイルが主役」「野菜や豆・魚が豊富」「色鮮やかで食欲をそそる」という地中海食らしい特徴を持っています。みなさんもこの機会に地中海食を意識してみるのはいかがですか?

食べることが大好きな 北川仁美 でした。