内側から輝く究極の美容法
「感謝ベース」で生きるということ

北川 仁美

「最近、なんだか満たされない…」
「SNSでキラキラした人を見ては、自分の現実にため息をついてしまう…」

そんな風に感じたことはありませんか?

私たちは、美しさや豊かさを求めて、高価な化粧品を試したり、新しいスキルを学んだりします。それも素晴らしい努力ですが、もし、本当の輝きが、私たちの「心のあり方」そのものから生まれるとしたらどうでしょう。

この記事でお伝えしたいのは、特別な才能や環境がなくても、誰でも今日から始められる究極のセルフケアであり、最高の美容法。それが「感謝ベース」で生きるという選択です。そして、その最も簡単で効果的な実践法が「他人の悪口を言わない」ことなのです。

あなたの心の土台はどっち?「感謝ベース」vs「不満ベース」

一日の始まりに、ぜひ自分に問いかけてみてください。
「今日の私、どっちの土台(ベース)で生きる?」

私が勝手に命名したのですが(笑)、私たちの心の土台には大きく分けて2つの種類があります。「感謝ベース」と「不満ベース」です。どちらを選ぶかで、見える世界は180度変わってしまいます。

心のあり方マトリックス

項目 😊 感謝ベース 😟 不満ベース
生き方の指針 良いことは人のおかげ
悪いことは自分のせい
悪いことは人のせい
良いことは自分のせい
関心の矛先 ある」こと
(今持っているもの、できること)
ない」こと
(足りないもの、できないこと)
描く未来 希望、幸せ、成長 不安、みじめ、停滞
感じる現実 豊かさ、満たされている感覚 貧しさ、欠乏感
過去の捉え方 すべてが学び 消したい後悔
人間関係 信頼できる仲間に囲まれている 誰も信じられない孤独
心と身体 健康、エネルギーに満ちている 、常に疲れている
生まれる発想 ポジティブ、解決策を探す ネガティブ、できない理由を探す

※これは私が実践の中で作成したオリジナルのマトリックスです。

かつての私は、まさに「不満ベース」の住人でした。毎日12時間拘束の職場で人間関係も良くなく、「時間がない」「給料が安い」「誰もわかってくれない」と、ないものばかりを数え、すべてを環境のせいにしていました。心の中は、まるで無限に不満を吸い込むブラックホールのよう。

しかし、ある時ふと気づいたのです。「何かのせいにして、自分自身と向き合うことから逃げているだけではないか?」と。

そこから、意識的に「感謝ベース」へと思考を切り替える努力を始めました。「ある」ことに目を向けてみると、世界は違って見えました。

「ない」ものは無限にありますが、「ある」ものもまた、探せば無限に見つかるのです。この小さな視点の切り替えが、私の人生を、そして会社を大きく好転させる原動力となりました。

最高のアンチエイジングは「悪口を言わない」こと

さて、「感謝ベース」の生き方を実践する上で、最もパワフルなトレーニングが「悪口を言わない、他人を責めない」ことです。

私はこれを「究極の美容法」だと考えています(笑)。

なぜなら、誰かの悪口や不満を口にしている時、私たちの顔はどんな表情をしているでしょう?眉間にしわを寄せ、口角は下がり、険しい顔つきになっていないでしょうか。そんな表情を繰り返していれば、それが自分の「顔」として定着してしまうのは当然です。

さらに、悪口は心にも毒を溜め込みます。他人を責めるエネルギーは、巡り巡って自分自身の心を蝕み、自己肯定感を下げ、ストレスホルモンを分泌させます。これでは、どんな高級な美容液も効果を発揮できません。

「悪口を言わない」とは、単に口をつぐむ我慢大会ではありません。それは、「他人の“ないもの”ではなく“あるもの”を見る」という、積極的な心のトレーニングなのです。

人はそれぞれ、得意なことも不得意なこともあります。相手の「ない」部分を責めるのではなく、「ある」部分を見つけ、活かし、輝ける場所を作る。不得意な部分は、他の誰かがバックアップすればいい。そうやって互いの「ある」を尊重し合うことで、個人が輝くだけでなく、チーム全体が驚くほどポジティブなエネルギーに満ち溢れていくのです。

私の職場の保育士さんたちは、私が細かく指示しなくても、自然とこの考え方を実践してくれています。だから彼女たちの笑顔は、いつもキラキラと輝いている。その姿を見るたびに、私は涙が出るほどうれしくなり、また深く学ばせてもらっています。

今日から始める、内側から輝くための「感謝ベース・トレーニング」

難しく考える必要はありません。今日からできる簡単な習慣で、あなたの心の土台は少しずつ変わっていきます。

  1. 朝の問いかけ 朝、鏡を見たら「今日の私は、感謝ベースで生きる!」とニッコリ宣言してみましょう。
  2. 「あるもの」探し日記 夜寝る前に、今日あった「良かったこと」「感謝できたこと」「自分のできたこと」を3つだけ書き出してみましょう。どんな小さなことでも構いません。
  3. 「おかげさま」思考 良いことがあったら「〇〇さんのおかげだな」と、支えてくれた人の顔を思い浮かべる。うまくいかないことがあっても「この経験のおかげで、大切なことを学べた」と捉え直してみる。
  4. 言葉のデトックス 誰かの悪口を言いたくなったら、ぐっとこらえて、その人の良い点を一つだけ探してみる。それだけで、あなたの表情はふっと和らぐはずです。

「感謝ベース」で生きることは、自分自身への最高のプレゼントであり、最強の自己投資です。

それはあなたの内面を豊かにし、人間関係を温かいものに変え、そして結果として、あなたの表情や佇まいといった「外見の美しさ」をも磨き上げてくれる、究極の美容法なのです。

さあ、あなたも「感謝ベース」という名の魔法の美容液で、内側から光り輝く毎日を始めてみませんか?

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